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UHV電力機器の雷インパルスおよび開閉インパルス耐電圧試験法の開発

 近年UHV 系統の計画や建設が進む中、UHV を対象とした関連IEC 規格の検討が盛んに行われている。高電圧試験法についても、UHV 機器を対象とした試験規格の検討が現在進められているが、難解な課題が顕在化している。
本検討では、世界で唯一かつ膨大な独自のデータを活用して、系統面・機器特性面・高電圧試験技術面などから多角的に評価して、UHV 機器の雷および開閉インパルス耐電圧試験を初めて策定した。まずUHV の系統や試験面での特徴を詳細に調査・分析し、続いてUHV機器の絶縁特性の観点から合理的な試験技術を考案した。特に機器の絶縁特性に関しては、UHV を想定した世界初となる大規模実験を実施し、雷インパルス波形の波頭長の延伸の根拠とし、かつUHVに適した新k-factor 関数を開発した。
 本検討は、試験におけるUHV 固有の課題を明確にし、技術的根拠に基づき雷・開閉インパルス試験を策定した画期的なものである。更に国際委員会で世界唯一かつトップの技術として認められてUHV 規格へ全面採用される方向となっており、技術実務面の顕著な成果とともに国際社会における日本のプレゼンス向上にも資する大変価値が高いものである。

 本研究の成果に対して、電気学会は、2014年、岡部 成光 (東京電力株式会社)、坪井 敏宏 (東京電力株式会社)、植田 玄洋 (東京電力株式会社)に進歩賞を贈った。

文献

[1] 植田 玄洋、 坪井 敏宏、 岡部 成光、「雷インパルス試験波形のオーバーシュート率評価のためのベースカーブ抽出法の検討」、電気学会全国大会、( 平成23 年3 月 ).
[2] S. Okabe, G. Ueta, T. Tsuboi, and J. Takami, 「Study on Switching Impulse Test Waveform for UHV-class Electric Power Equipment」, IEEE. Trans. Dielectr. Electr. Insul., Vol. 19, No. 3, pp793-802, 2012.
[3] S. Okabe, T. Tsuboi, G. Ueta, Y. Yamagata, and E. Zaima, 「Study of Lightning Impulse Test Waveforms for UHV Equipment」, CIGRE パリ大会、( 平成24 年8 月 ).
[4] G. Ueta, T. Tsuboi, and S. Okabe, 「Study on Evaluation Techniques of Lightning Impulse Test Waveform for UHV-class Electric Power Equipment」, 電気学会 IWHV2012 、( 平成24 年11 月 ) .
[5] 坪井 敏宏、 植田 玄洋、 岡部 成光、清水 芳則、 石倉 隆彦、 日野 悦弘、「UHV 級機器の雷インパルス試験におけるK-factor 値 (気中絶縁・正極性)」、電気学会B 部門大会、 ( 平成25 年8 月 ).

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キーワード

高電圧試験規格、雷・開閉インパルス試験、k-factor 関数
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