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新型1100kV 50/63kA二点切ガス遮断器の開発および実用化

海外では電力需要の増加から超高圧変電技術への関心と需要が高まっている。中国では西部の電源地帯から東部の電力需要地への1100kV(UHV)送電プロジェクトが推進され,ガス絶縁開閉装置を適用した変電所が建設されている。
従来の1100kV ガス遮断器(GCB)は過渡回復電圧緩和用抵抗遮断部を有するが,機器の低価格化,保守性,小型・軽量化による環境への配慮という要求から,抵抗遮断部を省略した二点切1100kV50kAGCB を開発し,パイロット送電系統の河南省南陽開閉所に納入,2009 年1 月には世界初の1100kV 商用運転を開始した。その後,将来の系統拡充を考慮し,50kA 器と同一外形諸元で定格遮断電流を63kA に格上げしたGCB を開発し,2011 年4 月に型式試験完了,10 月までに南陽開閉所に3台納入した。現地試験を経て,2011 年末に運転開始した。
新形UHV-GCB は抵抗遮断部がないため抵抗遮断方式に比べ遮断責務は厳しい。しかし,最新の動作特性や熱ガス流の解析技術を適用し,十分な性能を確保した。また,内部電界分布を最適化し,大幅な縮小化と軽量化(容積,質量とも50%)を実現した。

 本研究の成果に対して、電気学会は、2012年、逸見 礼 (株式会社日本AE パワーシステムズ 開閉装置事業部 設計部)、小野寺 充 (株式会社日本AE パワーシステムズ 開閉装置事業部 設計部)、張 偉 (株式会社日本AE パワーシステムズ 開閉装置事業部 設計部)に電気学会 進歩賞Bを贈った。

文献

[1] 逸見礼,小野寺充,ほか,「1,100kV 50kA二点切ガス遮断器の開発」,AE パワーレビュー, ( 平成20 年7 月 )
[2] R.Hemmi, M.Onodera, et.al. ,「Development and Delivery of 1100kV 50kA Double-Break Gas Circuit Breaker」,電気学会全国大会
,( 平成21 年3 月 )
[3] R.Hemmi, M.Onodera, et.al.,「 Development and Productization of 1100kV Double-Break Gas Circuit Breaker」,Int. Conf. on UHV Transmission,( 平成21 年5 月 )
[4] R.Hemmi ,「GIS and GCB Used in 1100 kV a.c. Transmission Grid in China」,Smart Grid World Forum 2011,( 平成23 年9 月 )

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キーワード

ガス遮断器、超高圧変電、二点切
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