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450MVA GCT-STATCOMの長距離大容量送電系統への適用

 大容量発電設備の新設に伴って送電設備の増強が必要な場合、その対策として送電線新設、開閉所新設、既設送電設備の昇圧など各種手段が考えられる。しかし系統状況によってさまざまな系統課題が顕在化する可能性があり、系統課題に対する複数の対策が必要となる場合がある。STATCOM はその機能の柔軟性から複数の系統課題を解決することが可能であり、系統課題対策の一つとして有効な手段である。中部電力(株)上越火力発電所新設計画においては、定態安定度問題(重潮流時の送電線1回線開放時の同期化力低下)や過電圧問題(大容量送電時に系統末端でルート断故障が発生した場合のフェランチ現象)が課題となり、これを解決するため、世界最大級450MVA GCT-STATCOM の導入を検討し、デジタルシミュレーションによる各種擾乱現象の解析結果を反映した最適制御方式の設計、アナログシミュレータによる事前検証、実際の電力系統を用いた実機検証による評価を行い、実系統への導入を実現した。(平成24 年11 月運用開始)

 本研究の成果に対して、電気学会は、2013年、原田 英広  (中部電力株式会社 工務技術センター 長野系統対策工事所)、藤井 俊行  (三菱電機株式会社 先端技術総合研究所電力変換システム技術部)、杉山 隆  (東芝三菱電機産業システム株式会社 パワーエレクトロニクスシステム事業部)に電気学会 進歩賞Bを贈った。

文献

[1] 下之園 隆明,原田 英広,藤井俊行,天満 耕司,森島 直樹,「GCT-STATCOM の導入検討(その2)」, 平成22 年電気学会全国大会
( 平成22 年3 月 )
[2] Fujii.T,Temma.K,Morishima.N,Akedani.T,Shimonosono.T,Harada.H,「450MVA GCT-STATCOM for stability improvement and over-voltage suppression) Power Electronics Conference
(IPEC), 2010 International」,( 平成22 年6 月)

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キーワード

STATCOM、シミュレーション、定態安定度
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