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東京電機大学 東京千住キャンパス

照明コンセプト

図1 照明コンセプト

1号館俯瞰

写真1 1号館俯瞰

2,3,4号館、キャンパスプラザ俯瞰

写真2 2,3,4号館、キャンパスプラザ俯瞰

1号館外観

写真3 1号館外観

ノースガーデン

写真4 ノースガーデン

屋上庭園

写真5 屋上庭園

 これまでの教育施設は周辺地域との境界に仕切りを持ち、独立した施設として存在していることが多かった。

[解決すべき課題]
 キャンパスが学生だけでなく、地域の人々にも開かれた新しい交流の場となること。
 ・オープンな雰囲気作り
 ・多様な活動を展開できる空間作り
 ・安心できる環境作り
 ・情報発信の場として地域にアピールする夜景

[課題を解決するための手段と結果]
アゴラの照明」(オープンな雰囲気作り)

 建築低層部の壁面を明るくすることで光による奥行き感を創出し、キャンパスに広大な一体感を持たせた。また、各棟のエントランスホール・通路の窓際に照明器具を配置し、周囲の外部空間の明りとしても利用することで建築とランドスケープの繋がりをより一層強めている。

プラザの照明」(多様な活動を展開できる空間作り)

 3つのプラザでは、フレキシビリティ確保のためポール灯や庭園灯などの灯具を設置せず、屋上の投光器から降り注ぐ明かりによって、空間の賑わいと広がりを演出した。大学や地域のイベントなど様々な活動ができる空間となった。

「グリーンファニチュア(ガーデン、ポケットパーク、屋上庭園の照明)」(安心できる環境作り)

 植栽とファニチュアを一体化したもの(グリーンファニチュア)に照明器具を組み込むことで、照明器具の存在を感じさせない昼間の風景を作り出した。陽が暮れると、ベンチ下、机の下、植栽枡のエッジ、生垣のボイドなどが、暖かな光を発する照明器具として機能する。
 グリーンファニチュアの明かりと、中、高木を照らし出す明かりが点在し、ヒューマンスケールの落ち着いた佇まいを創出した。敷地境界に塀がないため、足元の明かりや、視線の先に見える照らされた樹木は、周囲の歩道の環境向上にもつながっている。

「大学を象徴する明かり」(情報発信の場として地域にアピールする夜景)

 校舎内に設けられた2層吹き抜けの学内交流スペースでは、開口部の3原色の天井を照らすことで大学のアクティビティを感じさせるファサードを作り出した。また、昼間同様に遠望からも印象的な姿となる様に、屋上のコルゲート設備目隠し壁や、ルーフガーデンに沿ったダブルスキンガラスダクトに、ライトアップを施した。

[効果]
 学生と街の人々が、昼間と同様に夜間も安心して利用できる光環境を計画することで、キャンパス内で多様な活動が生まれ、表情豊かな街並みの風景を作り出している。


 本研究の成果に対して、照明学会は、2013年、槇 文彦(株式会社 槇総合計画事務所)、澤田 隆一(有限会社 サワダライティングデザイン&アナリシス)、中村 友香(有限会社 サワダライティングデザイン&アナリシス)に照明デザイン賞を贈った。

文献

1. 「東京電機大学 東京千住キャンパス(100周年記念キャンパス)」、福永知義、
三谷徹、新建築 2012年7月号97頁
2. 「東京電機大学東京千住キャンパス(100周年記念キャンパス)」、鹿島大睦、
澤田隆一、原田公明、小林利和、関根雅文、島崎敏樹、林一宏、中村弘和、建築技術 2012年8月号 16頁

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