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レインボーブリッジ景観照明の計画と実施

  • 写真なし音川 庫三
  • 写真なし塩野 清彦
  • 写真なし福永 嘉和
  • 写真なし富田 泰行
  • 写真なし池ノ谷 栄二
  • 写真なし湯座 文男
  • 写真なし鹿倉 智明
  • 写真なし本間 義朗
レインボーブリッジ夜景(全景)

図1 レインボーブリッジ夜景(全景)

CGによる景観シミュレーション

図2 CGによる景観シミュレーション

照明模型による景観シミュレーション

図3 照明模型による景観シミュレーション

[従来技術]

 橋梁のライトアップは、夜間景観形成に重要な要素となる。これまでの事例の多くは、すでに橋梁が存在し、ライトアップを付加することで、そのシンボル性を夜間景観にまで反映させることが目的とされた。

 このような場合の照明プランニングは昼間写真などを用い、比較的容易にライトアップ効果を事前予測し、さらに現場調整によって、照明効果を確認しながら、計画を実施できる。


[解決すべき課題]

 レインボーブリッジ景観照明は、東京港の玄関としてのゲート性・シンボル性をといった基本計画の主旨に合致した照明効果を、橋梁竣工と同時に得ることが要求されている。大規模プロジェクトにおける照明計画において、具体的な照明プランをどう評価し、実施計画としてまとめてゆくことができるかが大きな課題である。


[手段]

 3次元形状データと、照明効果を定量的に計算し、それを3次元的に明るさ分布として透視図的に表現できる照明CG(コンピュータグラフィックス)を応用。

 さらに、主ケーブルにおけるイルミネーション効果などCGでは擬似的にしか照明効果を表現できないものについては、1/300スケールの全体照明模型シミュレーションを応用した。


[効果]

 投光器の配光データをもとに主塔、アンカレイジ部の照明された陰影はCGによる事前シミュレーションと非常によく合致しており、照明器具台数の決定から設置位置・エーミング方向などを照明効果を確認しながら実施計画に落とし込むことが可能となり、現場実験は最終確認程度で大きな変更なく施工された。

 また、自発光体の照明効果を事前確認するための手段としての照明模型シミュレーションでは、イルミネーション照明パタンなどの検討に極めて効果的であった。


[応用]

 明視論に立脚した照度計算を主体とする照明設計では解決できない景観照明における照明効果の確認に、CGや照明模型シミュレーションは有効である。

 本研究の成果に対して、照明学会は、1993年、音川 庫三(首都高速道路公団)、塩野 清彦(首都高速道路公団)、福永 嘉和(東京都港湾局)、富田 泰行(石井幹子デザイン事務所)、池ノ谷 栄二(アルファ設備設計(株))、湯座 文男(東芝ライテック(株))、鹿倉 智明(東芝ライテック(株))、本間 義朗(松下電工(株))に日本照明賞を贈った。

文献

[1] レインボーブリッジの景観照明、1993年、平成5年度照明学会全国大会
[2] Lighting Simulation for Light up Design if “Rainbow Bridge”、1993年、IESNA Conference
[3] レインボーブリッジ景観照明の計画と実施、1994年、照明学会誌 78-4 pp.158-164

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照明
(照明技術)

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1993年
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キーワード

橋梁照明、景観照明、投光照明、無電極ランプ、コンピュータグラフィックス(CG)、照明模型(照明モデル)
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