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景観照明・都市環境照明による人間性豊かな光空間の創造

  • 写真なし石井 幹子
冬の東京タワー(1989年)

図1 冬の東京タワー(1989年)

横浜ベイブリッジ(1989年)

図2 横浜ベイブリッジ(1989年)

姫路城(1993年)

図3 姫路城(1993年)

明石海峡大橋(1998年)

図4 明石海峡大橋(1998年)

白川郷合掌集落(1999年)

図5 白川郷合掌集落(1999年)

門司港レトロ・ナイトファンタジー(2002年)

図6 門司港レトロ・ナイトファンタジー(2002年)

 1978年、自主的に提案した「京都景観照明計画」をかわきりにライトアップ・キャラバンを組んで自費で大阪・神戸・札幌など日本の都市を回り歴史的建造物などをライトアップして、市民の共感を得た。

 1986年に横浜市が企画した「ライトアップ・フェスティバル」では、関内地区を中心に12の建物を照明したところ、10日間に80万人の人出となり、テレビ、新聞等で広く報道された。さらに同年の東京駅の煉瓦駅舎のライトアップは、駅舎の保存運動に発展するなど、今まで取り壊されていた多くの歴史的建造物の見直しにつながった。

 また1989年にライトアップが始まった東京タワーと横浜ベイブリッジは、光のランドマークとしての役割を果たし、夜景の美しさが新しい文化財として認識されるようになった。

 1990年代に入ってからは都市照明が点から面へと広がり、函館や長崎、姫路、奈良などで「光の街づくり」として都市景観照明が進行した。その後、「光による地域おこし」をめざして照明によって復活・再生させようという市町村が増えている。

 世界遺産登録をきっかけに1999年から始まった白川郷合掌集落(岐阜県)のライトアップには、村全体を「人工的な月明り」で照明するアイデアが採用された。さらに門司港レトロ地区(2002年)、東京の浅草寺(2003年)、熱海ムーンライトビーチ(2004年)など、夜の観光に光の演出が大きな効果を上げている。

 本研究の成果に対して、照明学会は、1990年、これらのライトアップの企画・制作に取り組んだ石井 幹子(石井幹子デザイン事務所)に日本照明賞を贈った。

文献

[1] 1991年、作品集「光無限」
[2] 1996年、作品集「光の創景」
[3] 2001年、作品集「光未来」

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分野のカテゴリ

照明
(照明技術)

関連する出来事

1986年
横浜ライトアップ フェスティバルや東京駅をはじめ、東京タワー、横浜ベイブリッジ等のライトアップにより景観照明が広く認識された。

世の中の出来事

1990
大学センター試験が始まる。
1990
東西ドイツが統一される。

Webページ

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

景観照明、都市環境照明、ライトアップ、東京タワー、ベイブリッジ、屋外照明技術
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