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国技館(大空間)における照明環境の計画と実施

  • 写真なし安富 重文
  • 写真なし口野 廣喜
  • 写真なし高橋 敏美
  • 写真なし羽物 俊秀
  • 写真なし小布施 英雄
  • 写真なし諸橋 周平
  • 写真なし大木 敏勝
  • 写真なし松田 宗太郎
  • 写真なし黒見 和好
国技館の全景

図1 国技館の全景

大相撲興行時の大ホール

図2 大相撲興行時の大ホール

模型によるシミュレーション実験風景

図3 模型によるシミュレーション実験風景

 日本相撲協会はじめ相撲関係者に待ち望まれて1984年、東京・両国に完成した新国技館は、国技である相撲の殿堂にふさわしい照明設備を備えている。この設備を設計・施工するに当たり関係者は前もって慎重に試験研究を重ねた。

 新国技館の大空間は断面が複雑な形状をしており、コンピュータによるシミュレーションで確認できる内容に限界があったため、縮尺100分の1の模型を作って検討した。その結果、相撲興行時の土俵および周辺の照明は屋形内に熱線吸収形ランプ250W、客席上部のライトバトン(照明器具を取り付けるために天井から吊り下げられたパイプ)にハロゲンスポットライト1,000W、3階席上部天井にキセノンピンスポット1,000Wが採用されることになった。

 これらの照明器具により、大相撲の幕内取組時には土俵上の水平面照度で2000lx以上、鉛直面照度(土俵上1.7m)で800lx以上、土俵周辺の水平面照度で200~1,000lxの照度が得られており、テレビ撮影にも配慮した照明となった。また相撲以外のイベントにも使えるように工夫されている。


 本研究の成果に対して、照明学会は、1984年、安富 重文(鹿島建設)、口野 廣喜(鹿島建設)、高橋 敏美(鹿島建設)、羽物 俊秀(日本放送協会)、小布施 英雄(日本放送協会)、諸橋 周平(日本放送協会)、大木 敏勝(松下電工)、松田 宗太郎(松下電工)、黒見 和好(松下電工)に日本照明賞を贈った。

文献

[1] 照明のデータシートNo.798、1985年、照明学会誌Vol.69 No.7
[2] 施設報告、1985年、照明学会誌Vol.69 No.9 pp510

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照明
(照明技術)

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1984年
国技館竣工

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1984
グリコ・森永事件が起こる。

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データなし

キーワード

スポーツ照明、舞台照明、多目的ホール照明、大相撲、国技館、屋内照明技術
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