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情報制御システムにおける制御ソフトウェアの高信頼化技術の開発

 近年、交通や産業分野の情報制御システムでは、ユーザニーズ変化に対応するため、計画管理などの情報処理と設備制御などとの緊密な連携が求められている。一方、システムの広域化に伴い、システムは段階的に建設せざるを得なくなった。その結果、複数種のサブシステムが混在する環境での、(1)情報と制御の効率的な連携と制御系の保護、(2)システム稼働中のソフトウェア拡張性保証、という新しい課題への対応が必要となった。

 このため以下を開発した。(1)従来方式を拡張し、サブシステムグループごとにデータ共有範囲を限定する方式を開発し、データ共有効率を向上させた。また、サブシステムごとに複数モードの管理と当該モードに応じた送受信データ制御を行わせ、グループ間でのデータ授受を半透過にする方式を開発し、複数種類の情報制御業務連携時に各業務に応じたリアルタイム性を保証した。

 従来の制御系ソフトウェアの高信頼化技術では、質の異なるサブシステム群が混在する情報制御システムにおけるオンライン無停止での拡張や機能性能の保証についての考慮が不十分であった。本開発では、システム内に混在する質の異なるデータを、システムを構成するサブシステムごとに分離して自律管理させ、必要に応じてグループ間でフィルタリングして必要なデータのみを透過にする技術、ならびに離散型制御ソフトウェアを対象に既設部のオンラインデータを用いて拡張部の機能や性能検証を無停止で行う技術を開発している。

 本開発は、情報制御システム構築時における新たな課題への対応を、自律分散システムコンセプトに則ってシステム基盤ソフトウェアとアプリケーションツールの両面において先駆的に行っており、実際の多くの生産管理システムと鉄道運行管理システムに適用して実用化した画期的な開発である。

 電気学会は、この成果を称えて、河野克己氏、鮫嶋茂稔氏、足達芳昭氏(㈱日立製作所)に、2004年、電気学会振興賞(進歩賞)を贈呈した。

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