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量産プロセスによる高効率両面受光型太陽電池および応用のための基本技術の開発

 本開発では、下記技術の開発により、太陽光発電の低コスト化、および本格的な普及のための太陽電池設置上の制約の解消を図った。
裏面からの照射に対しても発電が可能な両面受光型太陽電池構造、および独自の作製法を開発。
既存の量産プロセスによる両面受光型太陽電池作製プロセスを開発。
量産プロセスで生産した125mm角の両面受光型太陽電池においても、裏面入射光での光電変換効率10.5%の世界最高レベルの値を得た。
 上記太陽電池を用いた両面受光モジュールを作製し、発電電力シミュレーションおよび屋外実証試験を行い、垂直設置方式の基本技術を確立した。(設置方位依存性がなく、垂直設置でも傾斜設置と同等の発電量を確保できる)

 これまでに研究レベルでは両面受光型太陽電池に関する報告はあるが、量産プロセスを用いた両面受光型太陽電池の発表はほとんどない。本開発の両面受光型太陽電池は、従来品(片面受光型)に比べて下記の点に特長がある。
両面受光が可能であり、裏面へ太陽光を有効に入射させることにより発電コストを低減できる。
垂直設置でも従来の南向き傾斜設置と同等の発電が得られるため、設置面積を大幅に低減できる。
発電量の設置方位角依存性がないため、従来は設置困難な場所への設置が可能になる。
上記特長を持つ太陽電池を従来の片面受光型太陽電池と同様のプロセスで作製できる。
表裏同様の概観を有するため、地上設置やビル壁面設置などでの意匠性が高い。
 上記特長を活かして、高速道路遮音壁、ビル屋上フェンスなど従来の住宅用とは異なる市場での応用が可能で、これまでの住宅向け製品に頼っていた市場に新たな分野を提供し、太陽電池の普及に大きく貢献すると思われる。

 電気学会は、この成果を称えて、上松強志氏、上下利男氏、江口吉雄氏(㈱日立製作所)に、2002年、電気学会振興賞(進歩賞)を贈呈した。

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