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世界初500kV変電所エキスパートシステム開発実用化

当時、電力を主エネルギーをとした高密度社会の堅実な成長発展により、電力需要は着実な増加傾向にあった。これに伴って電力系統はますます大規模、複雑化し、これを構成する変電所等の運用保全段階で、高度な知識、判断が必要となってきた。これらに対応するため、当時、技術革新の著しい知識工学(AI)を応用した支援システムの研究が国内外で進められ、実用段階となっていた。

ここで開発実用化した「500kV変電所エキスパートシステム」は、電力系統を構成する送電線、変電機器等に事故、障害等の異常があった場合、その復旧処置方法としてAI技術を応用し、オンラインリアルタイムで推論し、運転員を知的支援することを目的として、関西電力東近江開閉所で、世界に先駆け、1991年(平成3年)2月に運用を開始した。

この「500kV変電所エキスパートシステム」は、事故障害時にその復旧処置方法を提供する「事故・障害復旧支援エキスパートシステム」と、変電所の主要構成機器であるガス絶縁機器に高性能センサーを設置し、異常徴候を予測する「機器異常診断システム」により構成され、これらは、機能的に有効に結合され、変電所トータルインテリジェント監視制御システムとして構成されている。システムの構築に当たっては、500kV変電所ベテラン運転員の知識を広範囲に収集し、1988年に一号機を開発導入し、今回はさらに推論精度、マンマシーン性の向上等の改善を加え、高度化を図っている。

電気学会は、この成果を称えて、畑功氏(関西電力)、前川洋氏(三菱電機)、丸山彰氏(日立製作所)に、1993年、電気学会振興賞(進歩賞)を贈呈した。

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