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1,000kV設計送電線の完成

送電線は電力需要の増大、電源の遠隔地化などに対応して逐次高電圧化が図られ、当時我が国では500kVが最高電圧であった。しかしながら、電力需要の増勢に対応して、遠隔地からの大容量電源を長距離にわたって送電するためには、500kVの場合新たに多数のルートが必要で、国土の狭隘な我が国においてこれは非常に困難のことであった。

開発者らは、高信頼度を要求される首都圏への電力供給を将来にわたって安定に確保するため、1000kV送電具体化のための高信頼度化とコンパクト化を主体とした鉄塔構造、導体方式、がいしをはじめとするハード面および施工面での技術開発を行うとともに、綿密な現地調査、的確な施工によってこれを完成させたものである。1000kV設計西群馬幹線は1992年4月に竣工し500kVで良好に運転を続けている。

なお、海外においてはロシアで1150kV送電が開始されていたが、これは水平配列の1回線送電線であり、首都圏への電力送電を担う高信頼度な2回線送電線としては、世界に先駆けて実現されたプロジェクトであった。

電気学会は、この成果を称えて、河村正剛氏(東京電力)、中野英一郎氏(関電工)、佐藤宣宏氏(巴コーポレーション)、加藤淳氏(古河電気工業)、内藤克彦氏(名古屋工業大学)に、1993年、電気学会振興賞(進歩賞)を贈呈した。

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