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光点弧サイリスタ等を適用した周波数変換設備の運転開始

新信濃変電所周波数変換設備2号器

図1 新信濃変電所周波数変換設備2号器

東京電力の新信濃変電所に300MW周波数変換設備を増設するに際して、関係者らは次に示すような当時世界最先端の技術を適用して、1992年5月運転開始するに至った。

①商用器としては世界初の光直接点弧サイリスタバルブを世界最大級の6kV 2.5kA光点弧サイリスタを適用・実用化し、一層の高信頼度化、高性能化、コンパクト化を図った。

②周波数変換における制御保護として、世界初の全デジタル化方式を適用し、システムの2系列運転による高信頼度化、機能向上、保守性及びコンパクト化を実現した。

③光センサによる直流電圧変成器(光PT)を世界で初めて実用化し、耐ノイズ性向上に寄与した。

④交流フィルタとしては、コンデンサも含めて世界初の275kV大地置方式(タンク収納形)を適用・実用化し、大幅なコンパクト化を実現した。

電気学会は、この成果を称えて、市田行則氏(東京電力)、束田益男氏(中部電力)、関谷恵輔氏(東芝)、村岡泰夫氏(日立製作所)、大西一彦氏(日新電機)に、1993年、電気学会振興賞(進歩賞)を贈呈した。


文献

[1] 村岡泰夫、変換器・素子技術の現状と開発動向、1997年、平成9年電気学会全国大会シンポジウム〔S.23〕論文番号:23-2
[2] 山崎隆、村岡泰夫、最近の変換所機器構成、1991年、平成3年電気学会全国大会シンポジウム〔S.14〕論文番号:14-2
[3] 堤博文、石田俊彦、座間正一、佐藤雅一、電力需給の安定化を実現する高信頼性周波数変換装置、1994年、日立評論 Vol.76, No.12 特集「最近の送変電・系統制御技術」 P.39~
[4] T. Senda, S. Horiuchi, T. Namera, Y. Muraoka, T. Horiuchi, K. Oonishi、New Technologies Applied To The Recent HVDC Converter Stations In Japan、1992年、CIGRE 1992 Session, 30 August - 5 September
[5] S. Horiuchi, T. Horiuchi and Y. Muraoka、Development of VBO-Free Large Capacity Light-Triggered Thyristor Valve、1991年、IEEE 91 SM 371-5 PWRD

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キーワード

直流送電(HVDC ; High Voltage Direct Current)、光点弧方式サイリスタ(Light-Triggered Thyristor), 6kV LTT、サイリスタバルブ(Thyristor Valve), 300MW - 125kVDC、50Hz/60Hz 静止型周波数変換装置、縮小型ACフィルタ(Compact-type AC Harmonic Filters)、光DC計器用変成器(Optical DCPT)、直流送電
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