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世界初の光ファイバ複合単心長距離海底ケーブルの実用化

海底ケーブルは、布設水路の確保、布設コストの低減、工期の短縮等により、制御用通信海底ケーブルを独立して布設するより電力ケーブルと複合することが好ましい。この見地から、従来3心海底ケーブルでは、3心の撚合わせスペースに光ファイバを複合する技術が開発されていたが、そのようなスペースのない単心海底ケーブルでは内外を通して光複合の技術がなく、開発実用化が望まれてきた。

1992年(平成4年)5月に海底ケーブルの布設を完了した北海道本州直流連系線は、これにより双極運転が可能となり、送電容量も600MWに増加した。この直流双極運転には、その制御を信頼性高く行うことが必須であり、このための制御ケーブルの併設が計画された。一方、この海底線は亘長43km、水深280mと布設条件が厳しく、制御ケーブルと電力ケーブルを複合一体化して一条にすることが望まれた。

単心海底ケーブルには、制御通信用光ファイバユニットを収納するスペースがないので、様々な複合方法に関するFSを行い、外装鉄線の下に光ファイバユニットを、鉄線巻き付けと同じ技術で複合することにし、できるだけ細くて、耐外力性に富んだ長尺光ファイバユニットの開発(0.9mmのSUS管に250μmのSM光ファイバを複合した約10km単長のユニットにPE被覆加工)、約10km毎の同ユニット接続技術、保護用PETスペーサと合わせて電力ケーブルへ巻き付ける方法、等を開発実用化した。

電気学会は、この成果を称えて、磯雅夫氏(電源開発)、浅田義久氏(古河電気工業)、西野勲氏(住友電気工業)、墨谷真蔵氏(フジクラ)、嶋田光正氏(日立電線)に、1993年、電気学会振興賞(進歩賞)を贈呈した。

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