1. HOME
  2. 電気・情報関連(専門)
  3. 研究情報(登録番号1317)

磁気閉じ込め核融合のための高出力レーザによる高純度超高温プラズマ発生法の開発

磁気閉じ込め核融合用の超高温プラズマ発生法には多くの種類があり一長一短であるが、本開発では1種類以上の高出力パルス・レーザビームを、高真空磁界空間内に孤立させた固体小粒子標的(特に核融合燃料の極低温固体重水素ペレット)に集光照射し、数十ナノ秒の短時間内に高純度超高温プラズマを発生する一般性のある新方式を提案、装置試作および系統的研究を通じてその効果を確認したもので、国内外を通じて最初の完成である。

核融合開発は磁気および慣性閉じ込めの2方式に大別され、後者中に高出力レーザによる爆縮法がある。本開発はレーザを用いる点では共通であるが、むしろ前者の方式と組合せる超高温プラズマ発生方式を新しく提案した。この方式は、高真空の磁気閉じ込め装置内の所要地点に不純物や中性原子を含まず、かつ所望の粒子密度・温度を持つプラズマを選択的に発生できる汎用性の高いものであるが、技術的困難のため、欧米では多く断念中止されていた。

本開発は極低温、高出力レーザ、オンライン計算機制御およびプラズマ工学の諸分野の新技術を統合した新方式を提案、装置試作と系統的実験により、温度1千万度相当以上の高温プラズマ発生を確証すると同時に、所要レーザ種類と諸元、多波長・多ビーム同時採用の有効性、磁界中の生成プラズマの挙動と不安定性抑止法、磁気容器開発への適用例の提示など、種々の面から世界に先駆けて本方式の特徴、有効性を実証し、より大出力のレーザの採用により核融合点火温度(約1億度)を達成するための、方式としての基礎を確立した。

電気学会は、この成果を称えて、関口忠氏(東京大学)、佐藤浩之助氏(名古屋大学)に、1979年、電気学会振興賞(進歩賞)を贈呈した。

関連する研究を検索

分野のカテゴリ

電気・電力
(エネルギー新技術)

関連する出来事

データなし

世の中の出来事

1979
国公立大学の共通1次試験が始まる。
1979
インベーダーゲームがブームとなる。

Webページ

データなし

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

エネルギー新技術
Page Top