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世界最大容量30kV、7.5MVAモールド変圧器の開発

モールド変圧器は、国内においてPCBの使用禁止後、H種乾式変圧器の短所を補った特長により、適用件数は急増していた。また、国外においても、ヨーロッパを中心に着実な伸びを示していた。ただし、いずれも、電圧は6~10kV、容量は3MVA級までが主体で、30kV、7.5MVAの実現のため、次の技術確立を行った。
(1) 樹脂の硬化時の体積変化とレオロジカルな移行など、硬化時の樹脂挙動を数値的にも十分把握し、
  樹脂の配合、硬化温度の最適化により、超大形注型品の成形歪を極めて小さいものとした。
(2) コイル、端子など、金属埋込物による樹脂発生応力を、光弾性解析の手法などにより十分把握、対策し、発生応力の極めて小さいものとした。
(3) 運転中の樹脂熱応力を電算機で計算した。
これらの技術確立によって、30KV、10MVA級のモールド変圧器の製作を可能にし、従来のH種乾式変圧器の製作範囲を完全にカバーした意義は大きい。

電気学会は、この成果を称えて、岡田勇氏(富士電機製造)、秋田谷正紀氏(富士電機製造)、山川嘉之氏(富士電機製造)に、1979年、電気学会振興賞(進歩賞)を贈呈した。


文献

[1] 岡田勇、秋田谷正紀、立野幸一、吉田善幸、元起巌、日本国有鉄道・仙台駅舎納入 世界最大容量 30kV 7.5MVA 富士モールド変圧器、1978年、富士時報 第51巻 第2号
[2] 岡田勇、元起巌、最近の大容量モールド変圧器の技術動向、1978年、OHM ('78/1)

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変圧器、乾式変圧器、モールド変圧器、風冷式モールド変圧器、世界最大容量、配電
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