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東京ドームの照明施設

  • 写真なし荒川 克巳
  • 写真なし折原 明男
  • 写真なし海宝 幸一
  • 写真なし村松 映一
  • 写真なし千葉 孝典
  • 写真なし清水 潔
  • 写真なし苅部 郁哉
  • 写真なし加藤 博司
  • 写真なし須藤 彰久
東京ドームの内部

図1 東京ドームの内部

東京ドームの外観

図2 東京ドームの外観

バトン照明とリング照明

図3 バトン照明とリング照明

 1988年にオープンした東京ドームは、日本初の全天候型空気膜ドームである。直径200m級の大きな空気膜に包まれたドーム内には5万6千人の観客が収容でき、多目的空間として野球以外にも各種のスポーツやコンサート、展示会などにも利用されている。

 その照明設備は、天井面から吊り下げた14基のバトン照明と、観客席外側の壁面上部に配置されたリング照明(照明器具を壁面上部のラインに沿って配置することにより円形状となることからリング照明と言う)から成り、プロ野球にも十分な照度(バッテリー間2,500Lx、内野2,000Lx、外野1,650Lx)が確保され、同時にCTV撮影(Colour Televisionの撮影)にも効果を発揮している。野球を含むあらゆるイベントに対応できるように、光源は高効率メタルハライドランプ1000Wを1138台設置した。

 空気膜構造のドームには、昼間は太陽光が差し込む。二重の空気膜は刻々と変化する太陽光により膜の輝度とボールの輝度が変化し、両者が一致したときボールが見えにくくなって“ドームエラー”を誘う恐れがある。そこで膜面センサーによって照明を制御し、また空間を飛ぶボールのみを照明する空間照明用投光器も配置した。

 本研究の成果に対して、照明学会は、1988年、これらの開発・施工に当たった荒川 克巳(東京ドーム)、折原 明男(日建設計)、海宝 幸一(日建設計)、村松 映一(竹中工務店)、千葉 孝典(竹中工務店)、清水 潔(竹中工務店)、苅部 郁哉(関電工)、加藤 博司(小糸工業)、須藤 彰久(小糸工業)に日本照明賞を贈った。

文献

[1] 照明のデータシートNo897、1988年、照明学会誌 VOL.72
[2] 屋内大空間施設の動向と照明の課題、1991年、照明学会誌 VOL.75

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分野のカテゴリ

照明
(照明技術)

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1988年
日本で初めての全天候型空気膜ドーム

世の中の出来事

1988
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1988
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データなし

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

ドーム、野球、多目的、スポーツ照明、HIDランプ、昼光照明、屋内照明技術
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