1. HOME
  2. 電気・情報関連(専門)
  3. 研究情報(登録番号1278)

オプトエレクトロニクス高電圧技術の確立とその実用化

急峻衝撃電圧測定へのオプトエレクトロニクスの応用

図1 急峻衝撃電圧測定へのオプトエレクトロニクスの応用

2,000kV光学式衝撃電圧測定用高性能分圧器

図2 2,000kV光学式衝撃電圧測定用高性能分圧器

オプトエレクトロニクスによる汚損碍子の分担電圧の測定

図3 オプトエレクトロニクスによる汚損碍子の分担電圧の測定

 開発者らは、特性の良い発光ダイオード(LED)、絶縁性光ファイバー、特性の良い光-電気変換デバイス(フォトダイオード、光電子増倍管)からなる「オプトエレクトロニクス測定装置」によって、従来では測定が困難であった高電位部の電圧波形(例えば急峻波、碍子連の分担電圧)、または電流波形(例えば前駆放電電流)を容易にかつ危険なく高電圧現象の観察・研究に応用できる技術を開発し、いくつかの実験例でその有効性を実証した。

 この技術は高電圧現象の研究の実用化に大いに貢献したばかりでなく、絶縁性を持った制御信号の伝送、あるいは高電位にある部品のモニターなどへの適用が可能なため、送配電系統に接続される機器(例えばサイリスタ変換装置)に応用できることを示唆し、後のこの方面の技術開発の先導ともなった。

 電気学会は、この成果を称えて、原田達哉氏(電力中央研究所)、河村達雄氏(東京大学)、岸敬二氏(東芝)に、1973年、電気学会振興賞(進歩賞)を贈呈した。


文献

[1] 河村達雄、原田達哉、岸敬二、小林祥男、大平矩史、青島好英、急峻波衝撃電圧測定へのオプトエレクトロニクスの応用、1971年、昭和46年電気学会全国大会(3月)、No.911
[2] 河村達雄、原田達哉、岸敬二、2,000kV光学式衝撃電圧測定用高性能分圧器、1972年、昭和46年電気学会東京支部大会(11月)、No.7
[3] 原田達哉、青島好英、相原良典、河村達雄、岸敬二、白坂好広、オプトエレクトロニクスによる汚染碍子の分担電圧の測定、1973年、昭和48年電気学会全国大会(3月)、No.1067

関連する研究を検索

分野のカテゴリ

電気・電力
(電気基礎技術)

関連する出来事

データなし

世の中の出来事

1973
石油ショックが起こり、ガソリン・紙などが品不足となる。
1973
第4次中東戦争が始まる。

Webページ

データなし

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

「電気」-「光」-「電気」変換、発光ダイオード(LED)、光ファイバ、「光-電気」変換デバイス、高電位側の電圧・電流波形の測定、前駆放電現象、碍子の分担電圧波形の測定、インパルス電圧・電流波形の測定、光学系を応用した電力用機器、高電圧・大電流
Page Top