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環境共生を社会に向けて発信する~関電ビルディングでの検証~

リブリット(Liv-Lit/Lighting as Live Reflector)

図1 リブリット(Liv-Lit/Lighting as Live Reflector)

省エネルギーと快適性を両立するために開発したオフィス照明器具

図2 省エネルギーと快適性を両立するために開発したオフィス照明器具

人感センサー・明るさセンサーによる段階的モジュール調光制御

図3 人感センサー・明るさセンサーによる段階的モジュール調光制御

 大阪市中之島地区に建つ関西電力の本店ビル。①社会との共生・共感、②効率経営、③環境との共生の3点をテーマとしている。

 ①≪社会との共生・共感≫では、風力・風向に応じて光の強さと色が変化する大型のライトオブジェを屋上に設置し、この建物が大阪市内のランドマークとなるように工夫している。

 ②≪効率経営≫では、省エネに配慮しつつも、快適な視環境づくりを最優先することでオフィスとしての機能向上を目的に、スリムルーバーの採用で明るさ感とグレアレスをうまくバランスさせ、さらに場所によっては季節によって色温度を変化させ、また、下から持ち上がるブラインドを採用することで、積極的に自然光を活用するなど直射光制御と自然採光を考慮する工夫を行っている。

 ③≪環境との共生≫(特に省エネ照明)については、極端な部分消灯では孤立感(陰気になること)があるので、従来2段階だった照明制御モジュールを3段階にして、照明用電力消費量も50%の削減効果を得るなど、大幅な省エネを実現するとともに良好な視環境を保持する快適性の両立を図っている。

 ①一般の蛍光管を使ってのライトオブジェは画期的である。

 ②オフィス照明の計画のあるべき方向を具現化したものであり、その波及効果は大きい。

 ③省エネについても、次の段階の省エネの足がかりとなり、波及効果は十分にある。

 この技術に対して、照明学会は、2005年、北野剛人氏(関西電力)、小林正則氏(関電不動産)、藤岡茂氏(日建設計)、山際将司氏(関西電力)、森秀人氏(ライディングプランナーズアソシエーツ)、西村佳哲氏(リビングワールド)、滝野勝彦氏(きんでん)、小原和輝氏(松下電工)、奥寺浩平氏(東芝ライテック)に日本照明賞を贈った。


文献

[1] 林英人、藤岡茂、滝野勝彦、小原和輝、照明制御によるオフィスビルの省エネルギー、2006年、電気設備学会誌(平成18年2月号)
[2] 林英人、山際将司、勢戸浩之、滝野勝彦、知的分散オープンネットワークを用いた照明制御システム、2006年、電気関係学会関西支部連合大会講演論文集(平成17年)
[3] 三島憲明、市山諭、勢戸浩之、滝野勝彦、知的分散オープンネットワークを用いた照明制御システム(第2報)、2006年、電気関係学会関西支部連合大会講演論文集(平成18年)

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