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"歴史的建築物の保存"に対応した照明計画の実施と検証-大阪証券取引所ビルでの実施

高層棟および低層棟ライトアップ

図1 高層棟および低層棟ライトアップ

竣工当時のドーム内部

図2 竣工当時のドーム内部

現在のドーム内部

図3 現在のドーム内部

 歴史的建築物の一部を竣工時そのままに保存すると同時に、歴史的建築物の建替としては、先進的建物との一体化という画期的な形態がとられている。保存部には当時の照明器具を復元、オフィスには最新の照明制御システムを採用することにより、歴史的建築物と先進的オフィスを調和させた好例であり、意欲的な計画が実現された。

 暖色系ライトアップで歴史的建築物の重厚さを引き立たせた低層部と、寒色系光源で先進性、透明感を演出した高層オフィス部とが、自然な対比・調和を実現することで、歴史的建築物の先進的保存建替事業自体を成功に導いており、市民に親しまれたランドマークとしての同建物トータルの存在感を街の中で際立たせている。

 歴史的建造物のイメージ再現建造物は少なからずあるが、歴史的建造物を竣工時のまま保存して近代的建造物と一体化し、新旧の対比と調和を実現させた事例は稀有である。本建造物における照明の施設・器具及び手法は「灯文化」と「新しい照明」の対比と調和を実現した先駆例として評価される。

 この技術に対して、照明学会は、2004年、林信一氏(平和不動産)、枝川裕一郎氏(三菱地所設計)、山本啓史氏(日建設計)、高野明仁氏(平和不動産)、西堀正樹氏(三菱地所設計)、上野大輔氏(日建設計)、川中正広氏(大林組)、細川卓司氏(松下電工)、小原和輝氏(同左)に日本照明賞を贈った。

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キーワード

歴史的建築物保存、大阪証券取引所ビル、屋内照明技術、屋外照明技術
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