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北海道-本州間連係用の250kV交直変換設備

  • 写真なし酒井 満
  • 写真なし奥山 賢一
  • 写真なし堀内 恒郎
  • 写真なし浅野 正邦
 北海道は長い間、幅の広い津軽海峡にはばまれて、本州との交流電力融通の面で孤立状態に置かれていた。海上には送電線は張れないが、たとえ海底電力ケーブルを通してもキャパシタンス(静電容量)のために位相差が大きくなりすぎて送電が不可能であった。

それを解消したのが高電圧直流送電設備であり、ようやく海底の長距離送電が実現した。直流の場合は、キャパシタンスの影響を受けずにすむのである。

 我が国初の本格的な直流送電設備の心臓部は、高電圧の交流・直流を変換する装置である。これには世界最大級のサイリスタ(4kV、1.5kA)を採用しているが、小形化されている上に信頼度が高い。このシステムには、帰線保護用直流しゃ断器、直流によるAFC装置、毎秒42キロビットの超高速度情報伝送装置など、世界に先例をみない技術が駆使されている。

 このシステムにより1980年、初の北海道-本州間長距離高電圧直流送電(直流250kV、300MW、海底ケーブル部分43km)が運転を開始し、日本全国一貫の電力広域運用が可能になった。この成果は国際大電力システム会議(CIGRE)でも関心を集めた。

 本研究の成果に対して、電気学会は、1981年、酒井 満(電源開発(株))、奥山 賢一((株)日立製作所)、堀内 恒郎(東京芝浦電気(株))、浅野 正邦(日新電機(株))に電気学術振興賞進歩賞を贈った。

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電気・電力
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キーワード

送電、高電圧交直変換、直流送電、パワーエレクトロニクス
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