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衛星放送移動受信装置の開発

衛星放送移動受信装置の外観

図1 衛星放送移動受信装置の外観

 電車や自動車の中でも衛星放送を移動しながら受信できる装置の開発にNHK放送技術研究所が乗り出したのは1987年のことでした。

 まず同年開発された高効率平面アンテナを生かそうと考え、モノパルスアンテナ(電波の到来方向を検出するアンテナ)による機械追尾と同相合成(受信信号の位相が同じになるように調節して信号合成すること)による電子追尾を併用して、翌1988年には列車・船舶用の受信装置(高さ35cm、直径86cm)を完成させました。この技術をもとに商品化された受信装置は、JR「スーパーひたち号」などで実用されて乗客たちを喜ばせました。

 受信装置が大きすぎると、小さい車には積めません。そこで装置の高さを低くする工夫を重ねて、1990年には小型の平面アンテナを8個並べたバス用の受信装置(高さ20cm、直径70cm)を作り上げました。そして高さをさらに切りつめ、その翌年には小型乗用車に搭載できる小型移動受信装置(高さ12cm、直径32cm、重さ5kg)の試作に成功しました。この装置の追尾方式は、仰角方向20~60度の電子追尾と、超音波モータによる高精度な機械追尾を組み合わせたものです。



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キーワード

移動受信、平面アンテナ、衛星放送、無線伝送、アンテナ・伝播
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