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ブロック暗号による認証技術の研究と国際標準化

 インターネットなどで送られる文章や映像、画像、音声などのデータが他人の手で変更されたら、困ったことになってしまいます。そこでデータの改ざんや第三者による“なりすまし”を防ぎ、安全なネットワークを実現する上で、「メッセージ認証」という情報セキュリティ技術が必要になります。この研究では、ブロック暗号に基づくメッセージ認証技術の開発を進めました。

 「ブロック暗号」とは、元の文(平文)の暗号化や暗号文の復号化を、長さが一定なブロック単位で行う共通鍵暗号方式(送信者と受信者が鍵を共有)です。それまで最も優れたメッセージ認証技術は鍵が三つ必要でしたが、この研究ではまずブロック暗号の鍵を含む二つの鍵を必要とするメッセージ認証技術(TMAC)を開発し、それを基にブロック暗号の鍵だけが必要な「OMAC」を開発しました。

 米国商務省標準技術局が行ったメッセージ認証コードの公募に、2002年12月、OMACを提案しました。この選考過程は世界中に公開されましたが、OMACは安全性が理論的に証明されているだけでなく、鍵の長さが最も短く、処理コストが最も少なくてすむ認証コードであることが認められたのです。こうしてOMACは米国政府の推奨方式となって「CMAC」と命名されました。



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通信
(電子情報通信の基礎・境界技術)

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2005年5月
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世の中の出来事

2007
京都大学の山中伸弥教授が、人の皮膚からのiPS万能細胞の開発に成功する。

Webページ

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

ブロック暗号、メッセージ認証、OMAC、CMAC、TMAC、情報セキュリティ
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