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K‐3型VLBI(超長基線干渉計)システムの開発

水素メーザを用いた独立基準発振器

図1 水素メーザを用いた独立基準発振器

鹿島26mアンテナ

図2 鹿島26mアンテナ

 はるか数十億光年のかなたの電波星(準星)から放射される電波を受信するために「超長基線電波干渉計」(VLBI)が作られました。これは複数のアンテナを使って準星からの電波を同時に受信し、その到達時刻の差を0.1ナノ秒(百億分の1秒)の精度で計測します。時間差を正確に測定するために、水素メーザを用いた独立基準発振器(図1)が使われています。

 我が国では電波研究所が1974年からK‐1型、K‐2型のVLBIの開発を進めてきました。1979年からはK‐3型システムの開発を始め、NASAが開発したVLBIのMark‐Ⅲ型システムと協同作業ができるように工夫されて1983年に完成しました。

 そして1984年に日米共同実験が行われた結果、カウアイ局(ハワイ)やクエゼリン局(マーシャル群島)が1年間に約5~8cmのスピードで日本に近づいていることを解明し、プレートテクトニクス理論を実証する輝かしい成果を収めました。

 図2は、日米共同実験に使われた電波研究所の鹿島26mアンテナです。



さらに詳しく知りたい読者は「専門向け」のページもご覧ください。


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関連する出来事

1979年4月
K-3システム開発開始
1983年11月
日米VLBI試験観測

世の中の出来事

1986
男女雇用機会均等法が施行される。
1986
三原山が209年ぶりに爆発する。

Webページ

データなし

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

超長基線干渉計、水素メーザ原子時計、相関処理技術、時刻同期、宇宙・航行エレクトロニクス
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