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日立のスーパーコンピュータ「HITAC S-810」

HITAC S-810/20の外観

図1 HITAC S-810/20の外観

 コンピュータは人間よりずっと計算が速いですが、主に大規模科学技術計算に用いられ、その時点での最先端の技術を結集して開発された超高性能コンピュータを「スーパーコンピュータ」といいます。日立製作所は1982年8月、同社初めてのスーパーコンピュータ「HITAC S-810」を完成し、その1号機は翌83年10月に東京大学大型計算機センターに納入されました。

  複数の計算を同時にやらせるために採用されたのが「並列パイプライン」という演算処理技術でした。多くの大規模計算では、大部分の計算時間は同一演算を多数のデータ要素に施すようなデータ処理に費やされるという事実に基づき、パイプライン構造の演算器を多数用意し、これらの演算器を並列に稼働させることにより高速化を実現しました。

 このコンピュータでは複数の演算器が並行して働くようになっており、改良型の「S-810/20」は1秒間に6億3000万回という当時の世界最高速の演算処理能力を記録しました。また、汎用計算機向けの機能を併せ持たせたので使い勝手がよく、研究機関のユーザたちに高く評価され、膨大な計算を短時間に処理しなければならない科学技術計算に広く利用されたのです。

 高性能コンピュータについては先進各国とも関心が高く、いつも最高性能を競い合っています。



さらに詳しく知りたい読者は「専門向け」のページもご覧ください。


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情報処理
(コンピュータハードウェア)

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1982年8月
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キーワード

スーパーコンピュータ、並列パイプライン演算処理技術、TSS機能、センタ機能、日立、スーパーコンピュータ、計算機ハードウェア
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