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光ファイバケーブルの設計理論と評価方法

光ファイバケーブルの基本構造と光ファイバの設計例

図1 光ファイバケーブルの基本構造と光ファイバの設計例

 電気の代わりに光を利用して情報を送る「光伝送システム」は、1975年ごろから日本で本格的に研究開発がスタートし、必要な機器や部品の開発が行われました。そして1985年に完成した旭川—鹿児島間の日本縦貫光伝送路をはじめ、一般の通信網に広く使用されています。

 光伝送システムを実用化するには、光ファイバケーブル、光源や受光器、中継器などいろいろな機器や部品の開発が必要です。この中で、光ファイバを収容し、電線の代わりをする光ファイバケーブルは、光ファイバの自身のもつ特性を損なわずに高い信頼性、高い品質を有する必要があります。

この光ファイバケーブル技術については、1975年から1976年初めにかけて、研究が開始されました。当時、光ファイバは製造技術の向上によりかなり特性のよいものが得られるようになってきました。これを通信網に使えるようにするために、光ファイバに関しては、ケーブルを製造するときや敷設するときなどに加わる力によって特性の変化がないことおよび長期の信頼性や経済性などを考慮に入れて構造を検討しました。こうして決定された光ファイバ構造は、我が国ばかりでなく、国際的な標準値として認められました。また、光ファイバケーブルに関しても、光ファイバにできるだけ曲げ・側圧・張力が加わらない構造が検討され、初期段階における通信用光ファイバケーブルとして使用されました。

 さらに、製造した光ファイバや敷設した光ファイバケーブルの特性を調べる技術も必要であるため、これらの技術の開発にも取り組み、測定技術を確立しました。これらの開発された技術は、日本縦貫光伝送路などの我が国の光伝送網に広く使用されています。

  以上のように光ファイバケーブルの実用化技術に対して1985年、電子情報通信学会は内田直也、徳田正満、青海恵之に業績賞を贈りました。



さらに詳しく知りたい読者は「専門向け」のページもご覧ください。


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通信
(通信に係わる技術)

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博物館等収蔵品

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キーワード

光ファイバケーブル、グレーデッド型多モード光ファイバ、単一モード光ファイバ、光ファイバパラメータ設計法、光ケーブル構造設計、国際標準化、光ファイバ伝送特性評価技術、光パルス試験器、日本縦貫光伝送路、光伝送システム
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