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新たに見つかった冬に特有の雷放電現象

新発見の冬の雷放電現象

写真1 新発見の冬の雷放電現象

雷は夏の風物詩で、時々停電や火災などの被害をもたらす。本州の日本海沿岸では冬にも雷が多いことが知られるようになったが、この地域は世界的に見ても、寒い時期に雷が多い特異な場所であることがわかったのも、最近である。
日本海沿岸の冬の雷が電気の技術者に注目されるようになったのは、その地域に1970年代にはじめて建設された50万ボルトの送電線で、予想をはるかに上回る回数の事故が冬に発生したためである。夏より多くの事故が起きたのだから、当初は雷によるものかどうかさえ確信が持てなかった。冬に雷が多いといっても、数からすれば夏の1/5以下である。後に写真撮影により、それらの冬の送電線事故が落雷により発生したことが確認されてからも、少数の雷で、なぜ夏よりも送電線の雷事故が多いのかは謎のまま残った。

21世紀になってこの問題を解決したのが、本研究である。送電線事故が多いといっても、事故の原因になる落雷の性質を調べるのは容易ではない。しかし電波は遠方まで伝わるし、雷放電は強い電波を出す。送電線事故が起きた瞬間に出た電波の性質を詳しく調べることにより、事故の原因になったのが雷放電で、しかも全く知られていなかった種類のものであることがわかった。冬には送電線など、100m以下の塔や建物からも、雷放電路が下から雲に向かって伸び出してゆく上向き雷放電がよく発生する。その中に、夏の平均的な雷放電の10倍もの電流を流す、これまでに知られていなかった種類の雷放電現象が見つかった。



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キーワード

放電、高電圧・大電流、送電、風力発電、雷放電、冬季雷、LEMP
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