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1インチ・アナログ・ハイビジョンVTRの開発

インチ・アナログ・ハイビジョンVTR

図1 インチ・アナログ・ハイビジョンVTR

 ハイビジョンシステムの研究は1970年、NHK放送技術研究所で本格的に開始されました。基本となるシステム構成の検討が中心でしたが、並行してテレビカメラ、ビデオテープレコーダ(VTR)など関連機器の開発も進められました。そして1981年、世界初のハイビジョン用VTRの試作機が登場したのです。

 標準方式のテレビに比べて約4倍の情報量をもつハイビジョン信号を記録するために、広帯域センダスト合金多層膜ヘッド、輝度信号と色信号の2チャンネル記録方式、効率的なFM記録系の設計法や新しいFM波形等化方式など新たな広帯域・高密度記録技術を開発し、記録密度を従来の2倍に向上させました。

 このVTR試作機は実用機が開発されるまでの間、ハイビジョン番組の制作に使われ、また番組の公開展示によるハイビジョンの普及にも貢献しました。この研究開発の成果である広帯域・高密度記録技術は、後のVTR開発にも広く応用されることになりましたが、1984年の科学万博向けの「1インチ・アナログ・ハイビジョンVTR」(1インチはテープの幅。約2.54cm)の仕様は、最初に試作されたVTRを基本として決定されたのです。

 効率的なFM記録系の設計法の研究開発をリードした上條晃司さん(NHK)には1982年、電子情報通信学会から学術奨励賞が贈られました。



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博物館等収蔵品

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キーワード

ハイビジョンVTR、アナログ記録、1インチ磁気テープ、ハイビジョン、磁気記録、ストレージ
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